このところ、白髪染めをやめてグレイヘアにするシニアがじわじわと増えています。
国内外のファッション雑誌で特集が組まれた影響もありますが、「白髪」に対するネガティブな印象が変化しつつあります。
グレイヘアには、年齢を重ねたからこそ素敵に見えるという不思議な魅力があるのかもしれません。
グレイヘアとは
日本で使われている「グレイヘア」という言葉は、「白髪染めをしない自然のままの髪」を指します。白髪と黒髪が混ざった状態がグレイ(灰色)に見えることからそう呼ばれているようです。
ちなみに英語では白髪または白髪交じりの髪を「gray hair(イギリス英語ではgrey hair)」、完全に真っ白な髪を「white hair」と言っています。
日本では、「白髪が目立つようになったら白髪染めをするのが当たり前」のような風潮がありましたが、昨今では雑誌やテレビなどで白髪を隠そうとせず颯爽としているモデルさんや芸能人を見て、「自分もああいう風になりたい」と感じる人が増えています。
いつかは白髪染めをやめたい・その理由は?
いつかは白髪染めをやめたいと思っている人が増えていますが、その理由としては、「定期的に染め直さなければならずコストがかかる」「染める手間がめんどう」「頭皮や髪が痛まないか心配」ということがあげられます。
しかし、簡単にはやめられない。
それは、「白髪があると老けて見られる」「イメージが変わってしまう」「今までの服が似合わなくなる」といった不安や悩みがあるからです。
白髪イコール老人といった価値観が変化し、「白髪も美しい」「ありのままの自分でいい」といった流れができつつあるのが、現代と言えます。
そして、このような新しい価値観が定着すれば、グレイヘアを楽しむシニアの方がさらにたくさん増えてきそうです。
思い切ってグレイヘアにしてみよう
今まで白髪染めを続けてきたシニアの方がグレイへアにするには、多少の勇気がいります。
家族や周囲の目がどうしても気になってしまうからです。
また、グレイヘアにしたいと思ってもすぐにできるわけではなく、年月がかかります。
一般にショートヘアやボブヘアの場合は1年から2年、ミディアムヘアやロングヘアの場合は3年から4年ほどかかります。
その移行期を乗り越え、グレイヘアにしてしまえば、新しい自分に出会えます。
今までの洋服が似合わなくなったり、似合いそうもなかった洋服が不思議と似合うようになったりします。
家族や周囲も、いつしかあなたの新しいイメージ像を受け入れ、それが定着して行きます。
そして何よりも、わずらわしい白髪染めから解放され、ありのままの自分によるセカンドライフを楽しむことができます。
【参考書籍】