アフィリエイト広告を利用しています。

熟年結婚の問題点(デメリット)も考慮しておこう

50代、60代以降に新しいパートナーと出会い、結婚する「熟年結婚」を選択する人が増えていますが、熟年結婚によって孤独な老後を避けられる一方、いくつかの問題点(デメリット)もあります。

幸せになるための結婚が「こんなはずではなかった・・・」とならないよう、問題点についてもしっかり考慮しておきましょう。

スポンサーリンク

熟年結婚の問題点・デメリット

熟年結婚には、次のような問題点・デメリットがあります。

生活スタイルの違い

熟年結婚に限りませんが、一緒に暮らすようになると生活スタイルの違いが目に付くようになり、相手の良いところばかりでなく、悪いところも見えてきます。

起床時間や食事の時間、就寝の時間などが合わなかったり、テレビを見ようとしても見たい番組がそれぞれ異なっていたり、洗濯や掃除、休日の過ごし方などについても、相手の細かなところが気になるようになります。

そのまま我慢していたのでは、ストレスが溜まり結婚生活が苦痛になってきます。
相手の生活スタイルを尊重しつつも、お互いに本心を隠さずに話し合い、譲る所は譲り、妥協しあって行くことが大切です。

経済的なトラブル

結婚後に住むところが一戸建て住宅であっても、マンションであっても、さまざまな生活費がかかります。

男性・女性双方に経済力があったとしても、家賃や水道・光熱費、食費などをどのように折半するか、きちんと決めておかないと、トラブルの元になります。

さらに、老後のための積立金や保険、税金の支払い、投資や趣味にかけるお金、冠婚葬祭にかかる費用、車に関する費用、自らが入院した場合の費用など、経済的な問題に関しては、どのように負担して行くか、お互いに自立した大人同士として、きちんと決めておきましょう。

前のパートナーと比べられる不安

熟年結婚に至るまでには、人それぞれ、さまざまな人生があります。

独身を通してきた場合はあまり問題になりませんが、死別や離婚を経て来た場合、どうしても前のパートナーと現在のパートナーを比べてしまいがちです。

普段の何気ない言動から「比べられている」と感じると、不安になったり精神的に傷ついてしまったり、結婚生活がうまく行かなくなってしまうことがあるので、注意が必要です。

前のパートナーとの記憶がある以上仕方のない事ですが、お互いに思いやりをもって現在のパートナーとの生活を続けて行くうちに徐々に乗り越えて行くことができます。

子どもとの信頼関係

50代・60代からの熟年結婚の場合、どちらかに子どもがいたり、双方に子どもがいるというケースも珍しくありません。

成人して独立しているならさほど問題になりませんが、離別または死別した実の親を慕っていたり、思春期で多感な年齢の子どもの場合は、信頼関係を築くのが難しいかもしれません。

事前にある程度子どもの性格を理解しておくことと、あせらずにコミュニケーションを取りながら信頼関係を築いて行くことが大切です。

親やパートナーの介護問題

熟年結婚でパートナーに親がいる場合、親の年齢は70代から80代以上になっている事が多く、結婚した時点でその親が要介護状態になっているという可能性も考えられます。

入籍直後から義父母の介護に追われる生活では、とても幸せな結婚生活とは言えなくなってしまいます。また、何年か後にはパートナーが要介護状態になることも予想されます。

お互いの両親の介護をどうするか、また自分たちが介護が必要な状態になったらどうするか、交際している段階でよく話し合っておくことが大切です。

相続の問題

熟年結婚で最も深刻なトラブルに発展しやすいのが、相続の問題です。

婚姻届を提出済みの場合、配偶者は法定相続人となり、遺産を相続する権利を有します。
例えば、妻と子供が1人いて遺産相続する場合、法定相続分は妻が2分の1、子供が2分の1となりますが、子供が2人いる場合は、妻が2分の1、子供は2分の1のさらに2分の1なので、4分の1ずつとなります。

しかし、離婚をした前妻との間に子どもがいる場合の遺産相続は、現在の妻が2分の1、離婚をした前妻との間の子供が2分の1となります。
また、子供がおらず妻と夫の両親が遺産相続する場合は、妻が3分の2、両親が3分の1となるなど、複雑になります。

このように、民法による法定相続分は、子どもの人数や親・兄弟の有無などにより細かく規定されていますが、残された資産が多ければ多いほどトラブルの原因になります。

ただし、遺言書がある場合は、遺言書のとおりに遺産を分けることになっています。大切な家族同士が傷つけあうことがないよう、きちんとした遺言書を作成しておくのもトラブルを避けるひとつの方法です。

タイトルとURLをコピーしました