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仕事に熱中し過ぎるシニアは要注意!ワーカーホリックになる可能性が・・・

仕事が大好きで「いつも仕事のことを考えている」「仕事が人生の全て」というシニアの方は、ワーカーホリックになる可能性があるので要注意です。

「ワーカーホリック」は「仕事中毒」「仕事依存症」とも言われますが、仕事好きな状態が限度を越え、病的な症状が見られるようになることを指します。

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ワーカーホリックの意味と時代背景

「ワーカーホリック(workholic)」の語源は、「work(仕事)」と「アルコール中毒(alcohoic)」を組み合わせてできた造語と言われています。

日本語では、「仕事中毒」「仕事依存症」と訳されるように、「仕事をしていないと落ち着かない」「毎日、仕事のことばかり考えている」といったような状況が長期間続くと、やがて「不眠」や「情緒不安定」、「うつ」などの症状があらわれるようになります。

必死に働き「高度経済成長期」を牽引して来た現在のシニア層は、仕事に対して「仕事はすばらしい」とか「仕事はすればするほど報われる」といったプラスのイメージを持っています。

高度経済成長期とは、1955年~1973年までの19年間を指しますが、この頃の日本経済は、年平均で10%もの成長を続けたのです。

仕事中毒になっても不思議ではない時代でしたが、バブル期に差し掛かる頃には、仕事にのめり込むあまり健康を害してしまったり、過労死の問題なども浮上してきました。

そこで、仕事に熱中し過ぎることの危険性を表す言葉として「ワーカーホリック」が注目されるようになって来たのです。

 

ワーカホリックになる原因

ワーカホリックになる原因としては、遺伝的なものも考えられますが、「環境」と「性格」による影響が大きくなっています。

環境

特に家庭環境とワーカホリックは密接な関係があります。
過剰に仕事熱心な両親のもとで育った場合、「人間は大人になったら仕事をするもの」といった意識が知らず知らずに刷り込まれ、仕事をしていないと罪悪感を感じるようになります。

さらに既婚の男性の場合、「仕事をして家族を養わなければならない」といったプレッシャーを常に感じながら生活をしているような状況になります。

また、職場環境も重要です。
ノルマが課されていたり、残業や休日出勤が多い職場の場合は、どうしても仕事中心の生活になります。

仮に自分の好きな職業に就き、「仕事が楽しい」という場合も要注意です。仕事をやればやるほど評価され、昇給や昇進につながる場合、度が過ぎると仕事中毒になってしまうことがあるからです。

性格

アルコールやギャンブルなど、何かに依存しやすい人は仕事にも依存しやすく、ワーカホリックの危険性も大きいと言われています。

仕事で得られた達成感や快感は脳に記憶されますが、その快感を再び得ようとして仕事に熱中するようになるのが、ワーカホリックの始まりです。

達成感や快感が中途半端だと脳が満足しないため、さらに仕事に打ち込むようになります。快感を得られた場合は、再び快感を得ようとして、仕事にのめり込んで行くといった悪循環に陥ります。

このように、何かに依存しやすい性格の人は要注意ですが、「責任感が強く完璧主義の人」も注意する必要があります。
一度手がけた仕事を途中で投げ出すことができず、無理をしてでも完璧にやり遂げようとするからです。

家庭にいても常に仕事のことを考え、長時間労働が続いても苦にならず、気が付いたら仕事中毒になっていたというケースも多くあります。

 

ワーカーホッリクになると何が問題か

単に仕事熱心なだけなら何の問題もありません。

しかし、連日の残業や休日出勤などで休む間もなく働き続ければ、やがて体が悲鳴をあげます。心身ともに疲れ果て、入院するほどの病気を患ったり、最悪の場合は「過労死」ということもあり得ます。

また、「仕事が全て」の人生になってしまうと、家族との意思疎通がうまく行かなくなり、家庭崩壊につながります。

子供がいじめに遭っていても、また非行に走っても気付かなかったり、仕事以外の全てを配偶者に押し付けていると、やがて「熟年離婚」の危機を迎える可能性もあります。

さらに、仕事依存の生活を長年続けて定年を迎えた場合、仕事を離れた後の人生は心にぽっかりと穴が開いたようになり、毎日何をしていいかわからず、うつ状態になってしまうこともあります。

 

ワーカーホリックが悪化した場合の症状は?

ワーカホリックは自覚しづらいという特徴がありますが、悪化すると主に次のような症状が表れます。

常に疲労感がある

いかに仕事が楽しくても、休む間もなく働き続けていれば心身の疲労が蓄積して行きます。

身体が重く感じ、休養しても回復しない状態が6ヶ月以上の長期にわたって続く場合、「慢性疲労症候群」と診断されることもあります。

慢性疲労症候群は市販薬による対処は難しく、悪化すると簡単な作業さえもできなくなるなど、日常生活にも支障をきたすようになります。

食欲不振

仕事ばかりの毎日で傍目には元気そうに見えても、食欲がなくなってきた場合はワーカホリックの可能性があります。

胃腸や肝臓など消化器の病気がないにもかかわらず、「何となく食べたくない」という症状は、仕事によるストレスの蓄積で生活のリズムやバランスが崩れかけていると考えられるからです。

食欲不振の状態を放っておくと、栄養不足によって体調が悪くなり体重も落ちてくるので注意が必要です。

慢性的な睡眠不足

ワーカホリックになると、朝から晩まで働き続けるという状態が続くため、睡眠時間があまり取れなくなります。

取れたとしても、頭の中が常に仕事のことでいっぱいになり緊張状態にあるため、熟睡できません。

慢性的な睡眠不足に陥ると、集中力や判断力が低下してくるため、仕事にも影響が出てくるようになります。

めまいや頭痛がある

めまいや頭痛もワーカホリックの症状としてよく見られます。

常に神経が張り詰めていてリラックスできない上に、心身のストレスが溜まることがめまいや頭痛につながると考えられています。

また、長時間のデスクワークなどで同じ姿勢が続いたり、目を酷使したりする場合も、めまいや頭痛が起きやすくなります。

自律神経失調症の症状がある

自律神経とは、心身のさまざまな機能を調節する働きをしている神経で、活動している時に優位になる交感神経とリラックスしている時に優位になる副交感神経があり、この2つがバランスよく働くことにより健康が維持されています。

ストレスや不規則な生活習慣がきっかけとなり、この自律神経のバランスが乱れることから引き起こされるのが「自律神経失調症」で、さまざまな心身の不調としてあらわれます。

しばしば動悸がしたり、イライラ、顔のほてり、喉の違和感、耳鳴り、手足の冷え、しびれや手の汗、便秘、下痢など、更年期でもないのにこのような症状があらわれたら、ワーカホリックの可能性があります。

情緒不安定やうつ

仕事に熱中し、順調に進んでいる間は問題ありませんが、体調に異変があらわれたり、仕事に躓いて落ち込んでしまったりすることがきっかけで、情緒不安定やうつになることがあります。

常に仕事のことが頭から離れず、漠然とした不安に襲われ、憂鬱な気分が続くようになると、イライラして家族にあたったりします。

次第に仕事への意欲も衰え、自分で自分を責めるようになると、ワーカホリックによる「うつ」の可能性があるので、注意してください。

燃え尽き症候群

今まで仕事に全力投球していた人が、突然やる気を失ってしまい無気力・無感動になってしまうことがあります。

自分の限界を超えて頑張り過ぎた場合や、大きな目標を達成して打ち込めるものがなくなってしまった場合などに起こりやすく、このような症状を「燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)」と言っています。

ワーカホリックの場合も起こりやすく、燃え尽き症候群になると「何もしたくない」「朝が起きられない」「何も食べたくない」「眠れない」といった状態になり、健康を害するほか仕事への復帰も難しくなり、日常生活にも支障をきたすようになります。

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