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外食と中食と内食・賢く使い分けよう

食事の仕方で「外食」という言葉はよく耳にしますが、他に「中食(なかしょく)」と「内食(うちしょく)」というものがあります。

特に近年では「中食」の人気が急上昇しているとの事ですが、外食と中食と内食のそれぞれの特徴を知り、賢く使い分けましょう。

 

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外食と中食と内食の違いは?

2020年の春には、新型コロナウィルスの影響で外食が自粛傾向にありましたが、それとともに家で食事をする中食や内食の需要が伸びたそうです。

外食と中食と内食には、それぞれ次のような違いと特徴があります。

 

外食とは?

「外食(がいしょく)」とは、レストランやカフェ、食堂などの飲食店へ出かけて食事をすることです。
特に近年では、ファミリーレストランや回転寿司などの外食チェーン店が増え、週末など家族連れで外食を楽しむという光景がよく見られました。

洋食・和食・中華など、お店によってさまざまなスタイルがあり、またその店でしか味わえない料理などもあることから、依然として外食の人気も衰えていません。

 

中食とは?

「中食(なかしょく)」とは、外へ出かけて食事をするのではなく、また自宅で料理を作って食事をするのでもなく、すでに調理済みの食品を自宅で食べるスタイルを指します。

具体的には、スーパーやコンビニなどで弁当や惣菜を買ってきて食べたり、テイクアウトやデリバリーで注文したものを自宅で食べることですが、自宅や特定の場所で調理をしてもらう「ケータリング」も中食に含まれます。

 

内食とは?

「内食(ないしょく、うちしょく)」とは、外食の反対で、食材を買ってきて、自宅で調理したものを食べることをいいます。

手間がかかりますが、味付けを自由にできるなど家族の好みに合わせた料理を作ることができるというメリットがあります。

 

健康のためには内食がおすすめ

健康を気にしている方や、何らかの持病のあるシニアの方には、「内食」がおすすめです。

内食なら、栄養バランスを考えた献立を作成し、それに沿って自由に料理を作ることができます。

自分や家族の好物もわかっているので、出来上がった料理が無駄になることは殆どありません。

また、肥満や脂質異常の場合は脂分を控えめに、高血圧の場合は塩分を控えめにするなど、料理の味付けを自由にコントロールすることができます。

そして何よりも出来上がった料理には、「作る人の愛情が込められている」ということが内食の大きな魅力です。

 

手抜きしたい時は中食が便利

旅行から帰って来た直後や、何らかのイベントがあった日など、疲れていて料理をする気力がない時があります。また、体調不良で「早く横になりたい」と思うときもあります。

こんな時は、すでに調理済みの「中食」が便利です。

コンビニやスーパーで購入した弁当やおにぎりは、レンジで温めるだけですぐに食べられ、後片付けも必要ありません。

家でご飯とみそ汁だけを作り、おかず類を中食でそろえるという方法も、おすすめです。

このように、手抜きしたい時は中食が便利ですが、栄養のバランスや消費期限、添加物などに注意しながら利用するようにしましょう。

 

時には外食で気分転換しよう

シニアにとって「食べる楽しみ」は、「生きることの楽しさ」にもつながります。

自宅での「内食」と「中食」だけでは、料理の種類や食生活そのものがマンネリ化してしまいがちです。

時には、家族や友人と外食をして気分転換しましょう。

カフェやレストラン、料理店、ホテルなど、そのお店ならではの雰囲気や魅力があります。
また、プロの料理人が作る本格的な料理や珍しい料理は、新しい体験となり食べる楽しみをより増幅させます。

ただし、外食の場合、食べたいものばかりに目が行ってしまい、栄養バランスは後回しになりがちです。特に脂肪分の取りすぎや野菜不足には注意しましょう。

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