最近、頻繁に聞くようになった言葉に「テイクアウト」「デリバリーサービス」「ドライブスルー」というものがあります。
横文字が苦手なシニアからすれば、それぞれの意味とその違いがわかりにくい。
というわけで、簡単にまとめてみました。
テイクアウトとは
「テイクアウト(takeout)」とは、もともと「外へ出す」「連れ出す」という意味ですが、お客様が飲食物を店の外へ持ち出して、自宅や職場など店以外の場所で食べることを指します。
日本語では、「お持ち帰り」という言葉のほうが伝わりやすいかもしれません。
また、テイクアウトは、すでに調理済みの飲食物を指し、調理前の食品類を持ち帰るのはテイクアウトとは呼ばないようです。
店の中で食べる場合は「イートイン」と呼ばれますが、「おいしかったので、家族の分を買って帰りたい」という場合は「テイクアウト」になります。
現在、多くのファストフード店やファミリーレストランなどでテイクアウトを実施しており、電話やFAX、スマホやパソコンなどから前もって注文することにより、待たずに持ち帰ることができるようになっています。
ところで、2019年10月1日より消費税率が8%から10%に引き上げられましたが、イートインの場合の税率は10%、テイクアウトの場合は8%となっています。
なんだかな・・・ですね。
デリバリーサービスとは
「デリバリー (delivery) 」とは、「配達」や「配信」という意味がありますが、日本におけるデリバリーサービスとは、主に飲食物をお客様の自宅や職場へ配達するサービスを指します。
昨今では、ピザのデリバリーサービスのほかに、寿司や弁当、釜飯、お好み焼き、イタリア料理や中華料理なども人気を集めています。
また、従来のラーメンやそばの「出前」もデリバリーサービスのひとつと言えます。
電話やネットから簡単に注文でき、支払いは注文品が届いた時に現金で精算するか、または注文時にクレジットカードを利用できる場合もあります。
巣ごもり状態の時や体調が悪くて外出できない時など、とても重宝するサービスと言えます。料理を作る手間が省けるとともに、後片付けもしなくても済みます。
さらに、家族内のお祝いや少人数の集まりなどがあって、料理を用意しなければならない時などもデリバリーサービスは頼りになります。
ドライブスルーとは
「ドライブスルー(drive-through)」とは、車に乗ったまま商品の購入やサービスを受けることができる機能およびその設備を指します。
ドライブスルーの形態は、1930年代のアメリカ合衆国で始まったとされていますが、現在は自動車の普及とともに世界中の国々で行われるようになりました。
最初はちょっととまどいますが、フード関連のドライブスルーは店の入り口から車で入り、専用の窓口で車に乗ったまま商品を注文し、商品を受け取ったら代金を支払い、そのまま車を前進させて出口から退出するという流れで行われています。
このようなドライブスルー方式は、マクドナルドやモスバーガー、ケンタッキーなどのファストフード店がよく知られていますが、最近では牛丼チェーン店、寿司店、ラーメン店、コーヒーショップ、カレーショップ、たこ焼き屋など、色々な店で行われています。