「健康で長生きしたい」そんな望みを叶えるためには、まず生活習慣病を防ぐ必要があります。
生活習慣病は、急に病気になるわけではなく、長い間の生活習慣によるものなので、早めに対策を取ることにより防ぐことができるのです。
生活習慣病を防ぐために
●今現在の体の状態を知る
完全な健康体の人は殆どいませんが、今現在の体の状態を知っておくことは病気を防ぐ上でとても重要です。
最高血圧と最低血圧、コレステロール値や血糖値、体脂肪率や骨密度、赤血球数や白血球数、尿酸値などを知ることにより、生活習慣病を防ぐための対策が立てやすくなります。
現在の体の状態を知るためには、職場や自治体の健康診断を受けたり、時には人間ドッグなどを受けて細かくチェックしてみましょう。
●食事を見直す
毎日の食事内容は生活習慣病の発症や進行に大きくかかわって来ます。
人間の体は、食事から得られる栄養素によって作られているからです。
脂肪分の多い欧米風の食事は、高血圧や高コレステロールを誘発し、内臓脂肪もたまりやすくメタボリックシンドロームへとつながります。
魚類や海藻類、野菜類を中心とした昔ながらの和食のほうが、生活習慣病のリスクは低くなります。
食物繊維やビタミン類、ミネラル類が豊富なので、血液がサラサラになり免疫力もアップするからです。
また、不規則な食事時間や過食、糖分や塩分の取り過ぎは、生活習慣病を悪化させるので注意が必要です。
毎日の食事内容を見直し、和食中心の食事へと切り替えましょう。
●たばこ・過度なアルコールはやめる
たばこを吸っている方は、吸わない方に比べて生活習慣病のリスクが何倍も高くなります。
たばこには発ガン性物質が含まれているほか、抹消血管を収縮する働きがあるので、血圧を上げ全身の老化を早めます。
また、過度なアルコールも体脂肪の蓄積を促進させ、生活習慣病を悪化させます。
たばこは完全に止め、アルコールはほどほどにするのが、生活習慣病を防ぐことになります。
●運動の習慣をつける
たとえ体のどこにも異常がなくても、毎日寝てばかりいたり、ぼんやりとテレビばかり見ていたのでは、血液の流れが滞り、栄養や酸素の供給も行き届かなくなるので、さまざまな生活習慣病を招きます。
散歩をしたり、体操をしたり、スポーツをやったり、てきぱきを家事をこなしたりと身体を動かすことにより、生活習慣病を防ぐことができます。
●ポジティブに生きる
「病は気から」というように、気分の持ちようと病気は密接な関係があります。
特に悩みや心配事でストレスがたまっていると、血圧が上がったり、免疫力が低下して色々な病気への抵抗力が落ちます。
自律神経のバランスが乱れ、睡眠不足になったりするとさらに色々な生活習慣病を誘発します。
「何とかなる」とおおらかに構え、ポジティブに明るく生きることが生活習慣病予防につながります。